ホントに気まぐれ日記

2017年10月11日(水)
槍ヶ岳テント泊登山 3/3  2日目 その2
(2017年9月25〜26日にて)

つづき・・・2日目

名残惜しいですが、下山行程もかなりあるのでとりあえず槍ヶ岳山荘まで下山します。




山頂部からの最初にハシゴです。  慎重に下ります。

槍ヶ岳山荘まで下りてきました。
こう見るとスゴイ快晴。 普段の心がけが・・・・良くないですが、快晴です。
山荘で山バッジ等購入した後、隅のベンチをお借りして昼食・・・山頂で会った方としばし談笑。(この方は、長期休暇を取ったらしく下山後は、富山にアユ釣りに行くそうです・・・長期休暇、うらやましです)

槍ヶ岳山荘の正面玄関。
お腹を満たし、休憩が十分取れたので下山します。



「飛騨乗越」からの下山。  こちらのコースは、単調な上り下りになるみたいです・・・起伏・スリル・稜線歩きを楽しむなら距離を余計に歩きますが「南岳新道」おすすめです。
積雪期は、ここを直登ですかね。

しばし降りてきて、振り返るとこんな感じ。 下山時はそんな急斜面と感じませんでしたが、登るときは大変そうです。
槍の先端と中央の岩場に山荘があり、右の鞍部が飛騨乗越。

チングルマも紅葉し始めています。



ナナカマドの紅葉の向こうに槍。

紅葉

ナナカマド。

紅葉・・・いろいろな色の紅葉が見られました。



もう少し歩くと槍ヶ岳も見えたくなるので、目に焼き付けます。
西鎌尾根〜槍ヶ岳〜山荘〜飛騨乗越〜大喰岳



下山帆面へ振り返り、笠ヶ岳と抜戸岳それへの稜線方面。
今度いつ来られるかわからないので、目に焼き付けます。



「仙丈乗越」と「槍平」への分岐。   槍平方面へ。

南岳新道で見た、救急箱がこちらにもありました。

樹林帯をしばらく歩くと、「最終水場」。 自分にとっては、「最初水場」?。
槍平小屋まで行けば水場があるので、少しの給水で済ませます・・・荷物も重たくしたくないので。

まあまあの勢いで水が出ています。



槍平小屋のテント場が見えてきました。 ホッ。

槍平小屋前の広場の一角にある、南岳新道への入り口・・・

・・・入り口の所にある看板。  登山前にネットで調べたら、「登り専用にして、下山にはできるだけ使わないでください」みたいな事でした。
ここ槍平小屋から下の下山道は、昨日歩いてきた道なので様子が分かっているのでかなり気が楽な下山が出来ます。



ゴゼンタチバナの実





ミヤマアキノキリンソウ?





センジュガンビ




下山時の半分からの後半は、槍ヶ岳山荘で昼食していた時に話をした方と一緒になり、しゃべりながら下山したため普段退屈な下山の道のりが楽しいひと時となりました。

今度は、南岳新道から大キレット→奥穂高岳へ行ってみたいのですが、いつになる事か。
2017年10月10日(火)
槍ヶ岳テント泊登山 2/3  2日目 その1
(2017年9月25〜26日にて)

つづき・・・2日目




まだ暗い中、携帯のアラームで起こされます・・・気温は、4.2度。
十分な睡眠が取れたので、体調もいい感じです。

寝袋から出るとさすがに寒いので、テント内で朝食を作りテント内も温めます。
今回の朝ご飯は、ウインナー入りインスタントラーメンとパン。
「日の出」前には、テントも撤収完了。

日の出を見に行きます・・・常念岳の右側から太陽が出てきました。
今日も天気に恵まれそうです。




日の出・・・左端に槍ヶ岳、この後3000mの稜線歩きが待っています。(^^)




穂高岳方面。 北穂高小屋も確認できました・・・まとまった休みが取れたら、いつか行ってみたいです。

今回は、こちらを目指します。  では、出発します。トボトボ・・・

・・・低血圧の体が温まって来たころ、南岳3032.7mに到着。




南岳山頂で、会った方にお願いして、槍ヶ岳をバックに記念撮影・・・

・・・お願いした人が親切な方で、「穂高岳も入れて撮りましょう」と言っていただき、お言葉に甘えて穂高をバックにパシャ。 自分も撮影を頼まれたら同じことが出来るようにしたいです。

朝日が、笠ヶ岳を照らし始めました・・・前回の登山では、今頃の時間にあちらからこちらを見ていました。




朝日で、稜線が良く分かります・・・まだまだありますね。 ここから槍に登り、駐車場までに着くのは、休憩込みで10時間位かかるのかなー?(^_^;)

天狗原」への分岐。 南岳山頂で写真をお願いした方は、ここから下って天狗池付近の紅葉と池に映る槍を見に行くとのことでした。 お話を聞くと行きたくなります。

晴天の眺望を堪能しながら歩いていると、中岳3084m山頂。




南岳と大喰岳(おおばみだけ)へ案内。  バックに笠。

近づいてきました・・・ここから、いったん下って、大喰岳へ登り返します。

中岳から下った所で振り返り中岳を見ます。  途中に垂直ハシゴもありスリルがありました。




ゼイゼイ言いなが登り返しを登り切ると大喰岳3101m山頂。
記念撮影・・・もうすぐです。  あー、この先も下って登り返しですが。

下り切った所にある「飛騨乗越」・・・飛騨と信州を結ぶ日本最高所の峠(3,020m)
槍平小屋への分岐点になります。  下山をする時は、ここから降りる予定です。

鞍部から登り切ると、槍ヶ岳山荘と槍ヶ岳が目の前に現れます。
ここの山荘のテント場からは、直接槍ヶ岳を望めないようです。




山荘脇にザックを置かしてもらい、身軽になり速攻で槍ヶ岳へ向かいます。
ピークシーズンは、列が出来て渋滞になるようですが、今の時期は空いています。  ちらほらい人影が見えるぐらいです。

パッと見、「どこを登るのか」と思えますが、丁寧にペイントマーク、鉄杭、クサリ、ハシゴがあるので、(何も考えず変なことを考えない様にして登れば)簡単に登れちゃいます。

途中、景色を見ます。 景色に感動して、余計なことは考えません・・・内腿あたりがザワザワするので。




この垂直のハシゴを登れば山頂です・・・こちらのハシゴが登り専用、右に下り専用のハシゴがあります。
渋滞の時はどんな状態なのでしょうか? ハシゴの途中で前が詰まって待たされたえらいこっちゃです。(^_^;)

山頂の祠。 狭い山頂でガレ場なのであまり端っこには行きたくありません。

まずは、ウエストバックに忍ばせてきた「バナナオレ」で登頂ご褒美の乾杯。

山頂にいた方にお願いして記念撮影。 この時山頂には5人ほどいただけでしょうか。
う〜ん。天気に恵まれました・・・紅葉も始まり出したころで綺麗な眺望です。




笠ヶ岳〜西鎌尾根・双六岳・黒部五郎岳・鷲羽岳・水晶岳・・・・奥の方に剣岳・・・



・・・大天井岳・・・常念岳 などなど      天気に恵まれ多くの山々を見ることが出来ました。


たっぷり眺望を堪能し気持ち的にお腹いっぱいですが、実際のお腹を満たすために降りることに。
山荘まで降りて記念の山バッジを購入して、山荘広場の隅を借りて昼食とします。


2日目その2へ
2017年10月7日(土)
日本一周
本日のお客様に、バイクで日本一周をなされている方がおられました。

名古屋の方で、名古屋から南下して北上・・・南下して名古屋への帰路の途中で秩父に寄られたようです。

厨房から駐車場に止めてあるバイクがチラッと見えたのですがホムセン箱積んで荷物をまとめられているようでした。

接客したお手伝いさんとの会話で、「若さゆえで出来る日本一周ですね。」の答えに「馬鹿さゆえの日本一周です。」と・・・でもやはり、「若さ」と「思い切った決断」の二つですかね。

自分には、この二つがもうないかも・・・そういえば、今年春先の車検に出すとき乗って以来、バイクしばらく乗ってないです。いろんな意味で大丈夫かな?
2017年10月3日(火)
槍ヶ岳テント泊登山 1/3  一日目
(2017年9月25〜26日にて)
前回の「笠ヶ岳登山」で、槍ヶ岳に登ってみたいという気持ちが盛り上がり、今回は槍ヶ岳へ。

今回も笠ヶ岳登山で使った同じ道を使い新穂高の駐車場へ向かいます。

上高地・涸沢から槍ヶ岳へのコースも行ってみたいですが、上高地へのアクセス(バス交通マイカー規制などなど)が難なので、自由が利く新穂高から登ります。(以前、日帰りの焼岳登山にバイクで行った時、バスで上高地入りして焼岳に登ったのですが、帰りのバスの時間で大変なおもいをしたので・・・)




薄明るくなったので駐車場を出発します。
新穂高登山指導センターで登山届等済まし、ここから右俣林道(笠ヶ岳へは左俣林道)へ向かいます。
登山道にはいるまで、とりあえず林道歩きが2時間ほどかかります・・・
・・・休憩ポイントとして穂高平小屋で休憩。

途中、太陽が登ってきたようで大ヌキ岳?に朝日が掛かってきました。

白出沢出会にある水場。 冷たい水が勢いよく出ています。
ここで、林道歩きは終わり。

この沢を渡ると登山道になります。




左奥に照らされている山が笠ヶ岳でしょうか?

沢を渡ると一気に登りの道になります。

途中の岩場に洞穴が・・・

・・・「緊急避難場に付きキジ打ち禁止」の板が。 ???・・・要は、トイレとして使っちゃダメと言う事だそうです。




滝谷出会。 沢にかかる角材の一本橋・・・雨などで濡れていた時に渡って、滑って落ちたらと思うとビビります。
ここから一時間ほどで槍平小屋です。

途中、「藤木レリーフ」。

槍平小屋です。 玄関先にクマの立て看板がwelcomeしてくれます。

小屋のすぐそばに、槍ヶ岳と南岳の分岐案内があります。
ここから槍ヶ岳へは、普通にガレ場登りが続き飛騨乗越に出て、最短距離で槍ヶ岳へ着きます。
南岳へは、崩壊した登山道みたいになっていてスリルがあり、時間がかかりますが稜線歩きが出来て槍ヶ岳へ行けます。 南岳への道(南岳新道)は、荒れているとはいえ通行止めになっていなく、下山には使わず登り用に使う分には問題なさそうなので・・・稜線歩きをしたかったので南岳経由コースで槍ヶ岳を目指します。ここから南岳の尾根(南岳小屋)に出るまで4時間ほどかかるみたいです。(^^;




南岳新道。 ガレ場?枯れた沢?にでたら、右側の樹林帯に入ります。

壊れた木の梯子の代わりにアルミの梯子が設置されています。

ここまでくると紅葉が始まっています。
遠くに、前回登った笠ヶ岳が見えます。

ここは、崩壊してます。




南岳新道の途中から見た、笠ヶ岳方面。




南岳新道の途中から、右俣林道方面。 
「白い沢」の先の向こうから歩いてきました。 右のピークが笠ヶ岳。

救急箱が設置されています。 使用した場合は、槍平小屋か南岳小屋へ報告するよ書かれてありました。
このピークの先が南岳小屋か、と思ったらまだまだ先で、登り切ったら少し尾根づたいを歩き、垂直の梯子で一度降り・・・

・・・ガレ場を歩き・・・

・・・錆びた鉄枠に、朽ちかけた丸太が並んだ橋を渡ります。 右側が切り立っていたせいもありますが、この登山道で一番ドキドキした個所です。 (渡っている時、丸太を踏み抜いたら、左の岩肌にある真新しい鎖をつかもう・・・)




小屋は、まだかまだかと思いながら歩いていると、左に見覚えのある三角の山影が・・・

・・・ズームアップ!    槍ヶ岳です。 やっとここまで来ました。

そうこうして歩いている内に小屋も見えてきました。

南岳小屋です。 天候が怪しくなってきました。




右端に南岳小屋〜南岳〜中岳〜(大喰岳)〜槍ヶ岳。 大喰岳(おおばみだけ)は見えないのかな。
ここから槍ヶ岳まで2時間ちょっとで行けるみたいなのですが、前回の笠ヶ岳登山でお話した方からの情報では、槍ヶ岳山荘のテント場は、お昼過ぎには、埋まってしまうとの事で・・・今回もテント泊を楽しみに来たので、確実にテント泊が出来る南岳小屋のテント場で一泊することにしました。
(翌日、槍ヶ岳山荘で話した方の情報では、槍ヶ岳山荘のテント場は、ピークシーズンだと早い時間に埋まるみたいですが、ピークシーズン外の平日だったらそんなに混まないようです。)




キャンプ指定地。
小屋へ行き、テント料金を払い、水(雨水1リットル200円)を購入。

テント設営後、いつか行ってみたい大キレットを見に獅子鼻へ・・・

・・・大キレットの前に、ここで遅めのお昼ご飯を食べることに。 時間があるのでまったり過ごします。

食後のデザート・・・ぷ・り・ん。 んっ、プリンの向こうに見たことのある山・・・以前登ったことのある常念岳です。




ツンツン。  以前、常念岳に登った時に槍ヶ岳方面を見て「いつ槍ヶ岳に行けるだろう」と思っていた場所に今来れています。 ツンツン。

小屋の屋根向こうにある黄色いテントが今宵の宿になります。

小屋向こうが南岳になるみたいです。 なんかどんどんガスってきています。

一瞬、雲の影が山肌に映るほど晴れたのですが・・・




・・・大キレット方面は、ガスでよく見えません。

右側からモクモクとガスが沸き上がってきています。

寒くなってきたので、テント場に下りてくるとテント越しの眼下に雲海が広がっています。
明日朝、早目の出発をしたいため明るいですが、夕食を作ります。
日帰り登山のお昼によく作る「けんちんおじや」で夕食・・・体が温まります。

日が沈むころには、天候が回復してきました。 笠ヶ岳に夕日が落ちていきます。




笠ヶ岳の頭上に夕日。  もうちょっとで「ダイヤモンド笠ヶ岳」?

明日は、2時間ほど稜線歩きをして、槍ヶ岳へ登るので、サッサと寝て、体力回復に努めます。
今回は、冬用の寝袋を持ってきたので、暖かく朝まで眠れました。(^^)

2日目へ・・・つづく
2017年9月19日(火)
笠ヶ岳テント泊登山(北アルプス)   二日目
(2017年9月4〜5日にて)
つづき・・・二日目になります。


空の片隅が明るくなり始めるころに、テント内でカップラーメンとパンで朝食を取り、出発の支度をはじめます。
早めに起きれたので下山コースは、「小池新道」で下山する事に。


槍ヶ岳の向こうから日が登るようです。
「日の出」を見逃さないように、テントから出て撤収準備を始めます。

槍ヶ岳のシルエットがはっきりしてきました。
今日の山行も良い天気になりそうです。



日の出。
このころにはなると、小屋泊の人がちらほらテント場の横を通り下っていきます。
撤収の手を早めます。

テント場より焼岳方面。

下山をするため、昨日登って来た稜線へ向かいます。 

「笠新道」への稜線分岐位まで来て、振り返り「笠ヶ岳」を望みます。



抜戸岳2813mも過ぎ、もう少し進むと稜線から外れ(下ります)、笠ヶ岳も見れなくなりそうなのでここでじっくり目に焼き付けます。  天気に恵まれて気持ちの良い稜線歩きが出来ました。



足を進める先のはるか先に黒部五郎岳・薬師岳でしょうか、いつか登ってみたいのですが、水晶岳などまとめて回ると3泊4日位かかるのかな?

「秩父岩」(たぶん)が見えてきました。ここから一気に下ります。

下ると「秩父平」と石に表記さています。



「秩父平」の風景。
岩場が「秩父岩」という場所でしょうか? 遠方に穂高連峰の山々・・・きれい・・・ですが、弓折岳(ゆみおれだけ)への登り返しが待っています。



ハクサンイチゲ

ハクサンフウロ



秩父平からの登り返しを登り切ると弓折岳の分岐点



弓折岳2588mの山頂柱と歩いてきた大ノマ岳2662m

弓折岳でしばし休憩。 気温は27.5℃・・・靴づれが痛いですが、体調は絶好調。
只今、午前10時過ぎですが、お腹がすいたので菓子パン等でお腹を満たし・・・まったり。
良い天気に恵まれました。

「弓折乗越」からの槍ヶ岳方面。
槍ヶ岳から綺麗に下る西鎌尾根が見えます。
ここから鏡平山荘へ一気に下っていきます・・・



・・・途中、右下の高台みたいなところに赤い屋根の鏡平山荘が見えてきました。

池が見えてきて、その向こうに山荘が・・・やっと着きました。

「氷」ののぼりが・・・はい、もちろん頂きます。
冷たさと甘さで、生き返るーーー。
山荘のベンチで昨日の山行中に出会った方としばし話をして休みます。



山荘の周りにいくつかの池がありますが、こちらは少し離れたとこにある池。
この池だけ?かな。「逆さ槍」が見えるのは・・・沢山の方がカメラを構えていました。



なんとか、「逆さ槍」。

池からしばらく下山路を行くと、木道に何やら書いてあります・・・「熊のおどり場」???
とっとと離れましょう。

タテヤマリンドウ



ジャコウソウ?

カラマツソウ

「ここは 秩父沢」と書かれています。


沢の上流には、雪渓がまだまだ残っていて・・・それゆえか、冷たい沢水です。
冷たい沢水にタオルを漬け、首に巻きクールダウン。

見覚えのある所まで来ました。 「ホッ」  笠新道入口です。
水場で水を補充して、ここからさき駐車場まで一度歩いた道なので、気楽に歩けます。

無事、駐車場に着き時間に余裕があったので、車内でしばし横になり寝た後に帰路に着きます。
途中、安房峠(旧道)に行ったことが無かったので行ってみることに・・・道幅広くありませんが、思ったほど荒れていない道でした。 
対向車は一台すれ違ったくらいで交通量無し。 

安房峠での道路案内板。


帰りは、高速道路を使わず下道を使用。
松本→松本トンネル→三才山トンネル→142号→内山トンネル→254号(下仁田の道の駅で仮眠)→鬼石→無事に秩父


山頂での展望が無かったのが残念でしたが、天気に恵まれて気持ちの良い山行が出来ました。
2017年9月13日(水)
笠ヶ岳テント泊登山(北アルプス)   一日目
(2017年9月4〜5日にて)
前回の「平ヶ岳」で長い時間の山行した際、次回は「長めの山行でテント泊をしたい。」と思い、今回北アルプスの「笠ヶ岳2,898m」へ行ってきました。

秩父→鬼石→上信越自動車道・吉井IC→更埴JCT→長野自動車道→松本IC→国道158号→安房峠道路→新穂高




登山口に一番近い無料駐車場。 
夜11時頃着いたのですが、すでに8〜9割ほど埋まっていました。ここの無料駐車場に止められなかったら、徒歩で15〜25分程遠くの無料駐車場か、登山口近くの有料駐車場(6時間500円・・・ひとりで1泊2日するとかなりの金額です)に止めなければなりません。
・・・明るくなってきたので、車の中で軽く朝食を取り出発します。
車中泊や山行のウキウキ・ドキドキ感で爆睡とまで行きませんでしたがある程度の睡眠が取れました。

駐車場から車道沿いをしばらく歩くと「登山指導センター」があり、ここでトイレと登山届を済ませます。
写真奥中央のピークの左横のピークが「笠ヶ岳」になるみたいです。
今日は、テント泊なので、「暗くなるまでに下山しないと・・・」とが無いので、気楽な山行になります。

指導センターから1時間ほど林道を歩くと・・・

・・・「笠ヶ岳新道」の登山口。
こちらの登山口は急登がつづくので、距離が長くなるけど若干緩やかな登りの「鏡平「小池新道」から登る方もおられましたが、今回はこちらから登り、次の日余裕があったら鏡平経由で下山を思案中。
登山口に水場あり、豊富な北アルプスの水が勢いよく出ています。



登り始めはこんな感じ。 抜戸岳(ぬけどだけ)2819mの稜線に出るまで、登山口から6時間ちょっとの予定です。
暗くなるまでにテント場に着けばよいので気が楽です。

アザミ







登山道にある案内板。



ホソバトリカブト

ヤマハハコ



タカネヒゴタイ(ミヤマヒゴタイ)

タテヤマウツボグサ

トリカブトと焼岳

ヤマハハハコとアカバナシモツケソウとタカネヒゴタイ(ミヤマヒゴタイ)



杓子平(氷河期にできたカール)からの眺望。
写真中央左のピークが「笠ヶ岳」になります。



杓子平からの笠ヶ岳

杓子平から抜戸岳への途中からの槍ヶ岳・・・できたら年内に登りたい。

槍ヶ岳〜大キレット〜北穂高岳〜奥穂岳・・・縦走してみたいものです。

やっと、やっと稜線に出ました。 笠新道分岐。
分岐柱の向こうに黒部五郎岳かな? そして180度振り返ると・・・



・・・今回の目的地、笠ヶ岳への稜線がつづきます。
そこそこ良い天気なので、気持ちの良い稜線歩きができそうです。

タテヤマリンドウ

シシウド?とウサギギク





稜線をしばらく歩き、振り返り撮影。

抜戸岩。 隙間に人影が見えます。

最後の登り、これを登り切れば山小屋へ着けます。
手前がテント場になります。

今回ここに泊まります。酸っぱそうなミカン色のMyテントです。
テント場から山小屋へはガレ場をかなり登らないといけないので、(場所取りもかねて)先にテントを張り、山小屋へテント泊受付をしに行きます・・・時期的にテント泊の方が少ないみたいで無事平らな場所を取れました。 (テント泊の方が沢山いると、平らな場所が無くなり石がゴロゴロ状態の上に張ることになり、大変な事になるそうです。)



山頂へ向かう途中から振り返り山小屋を撮影。 山小屋の右下へ下った所にテント場があります。

あーー山頂はガスっています。

笠ヶ岳山頂。 2898mです。 

2等三角点



近くにいた方にお願いして記念撮影。 小屋に主な荷物を置いて、ジュースとお菓子が入ったバックだけ持って登ってきました。
山頂にいた方としばらくガスが晴れるのを待っていましたが、ほとんどこんな状態。
この方との話で、明日の下山に小池新道経由で下山するそうで・・・「笠新道の急登を下山するのもきついし」「鏡平小屋の池に映る逆さ槍も見てみたいし」「歩く行程は長くなるなー」などなど・・・下山ルート思案中。

持ってきた飴玉の袋がパンパンになってます。

ガスが晴れそうもないので近くにあった祠にお参りして小屋まで降ります。

小屋まで降りてきて、テント場を見下ろすとテントの数が増えてきています。
小屋で水等を補充して、小屋の前の広場の隅を借り中途半端になっていた昼食にラーメン等を作り、まったり過ごします。 近くにいた小屋素泊まりでご飯を作りに小屋から出てきた方と、しばし山登りやバイクも乗られることで楽しい話の時間を過ごさせていただきました。
夕焼けを期待していたのですが、雲が多くいつの間にか日が落ちていました・・・


・・・テントに戻り、明日に備えて準備を済ませ、早目の夕食を取り就寝。

暗くなり、外の様子を見ようとテントから顔だけ出すと、笠ヶ岳山頂に月が出ていました。
失敗しました。夏用の薄手の寝袋では、もうこの時期寒いです。
以前の失敗から用心して持ってきておいた使い捨てカイロを数枚張ってなんとか寝ることが出来ました・・・Z・ZZ。
「ウッ。トイレに行きたい・・・」ヘッドライトを装着して暗い中、ガレ場の登りを踏みはずさないよう慎重に急ぎます・・・「漏れるーー。」
「セーフ! ホッ。」テント場と小屋の距離遠いです。


二日目へ・・・